Blog

Diary : ブレイキング・バッド見たよ

未発表シリーズ『1LDK』より

いま海外ドラマにはまってます!とかよく聞くじゃない。でもそういうときによく名前があがる定番の「24」とか「ウォーキング・デッド」とか「プリズンブレイク」とか「ゲームオブスローンズ」とか…一個も見たことなかったんよね。なのでなんか見てみようと思って調べて、結局上記のいずれでもない「ブレイキング・バッド 」を観た。海外ドラマのランキングとかでは必ずと言っていいほど上位に食い込むスーパー人気ドラマだったっぽいんだけど、日本での知名度は低くない?俺が知らんかっただけかな。

で、率直に面白いと思ったんだけどやっぱ長いわ。5シーズンあったから過去に見たドラマシリーズとしては最長かも。徐々に面白くなる、っていう評判だったけど長えな、って気持ちも段々増していったからプラマイゼロで推移していった感じ。2時間映画×シリーズ3本とかにしてくれたらちょうどよかったかな。BTTF(バックトゥ〜)みたいな感じで。そうそう、このドラマ、BTTF感けっこうあるよね。ウォルターとジェシー見てるとやっぱドクとマーティ連想するやん。多少は意識してる部分とかあるのかな。BTTFの二人はこんなに殴り合ったり憎しみあったりせんけどさ。この感情むき出しでケンカとかするのはブレイキング・バッドの特徴やね。登場人物みんな魅力的で面白いんやけど、漏れなくクズな一面とか頑固すぎる一面、クソなふるまいとかがあって誰も好きになれんかったわ。主人公のウォルターですら「そこは折れとけよハゲ!」な場面が多々あるし。まぁそういうのをひっくるめた人間ドラマとして面白いんやけどね。

Netflixではスピンオフドラマの「ベターコールソウル」やってるけどたぶんしばらくは見ん。もうちょっと短く終わるやつがいいな。Netflixでは「13の理由」「ストレンジャーシングス」「センス8」「ブラック・ミラー」「このサイテーな世界の終わり」「サイテーハイスクール」「ハノーバー高校 落書き事件簿」見たけど誰か他におすすめある?こっそり教えてね。短いのがいいならやっぱ映画の方が自分には合うんかもね。映画館行く頻度は減ったけど見たい映画は日々増えていく一方なのでじっくり楽しんでいこう。

そういえば近所の映画館でバーフバリオールナイトイベントあったけど、一般販売は7分で完売したらしいので潔く諦めた。インド映画はやっぱりインドで見ないといかんよ、と自分に言い聞かせる。言い聞かせた。言い聞かせてたけど、ちょうどタイミングよくやってたリンガーっていうインド映画のマサラ上映に行きました。マサラ上映ってのは声出したり踊ったりクラッカー鳴らしてもいいやつね。場所がシネマスコーレだったからなのか、手作りのほのぼのしたマサラでした。マサラタウンに、さよならバイバイ。俺はこいつと、旅に出る。

P.S. 最近フィルマークスもはじめました。
http://filmarks.com/users/Mankichi

Diary : 雑記 of 雑記

SNSは移り変わりが激しく、そのハコ(メディア)自体がオワコンだとかなんとか言われて飽きられたりするけど、自分にとっては年々利用度が上がってきている気がする。特にtwitterとか情報収集の手段としてはすごくいいプラットフォームになってる。で、毎日のように色んな情報追ってると目につくのはお互いの足ひっぱりあうような不毛なコミュニケーションよね。大小色んな発言とか行動とかが日本中、世界中で炎上してんのよ。それが明確に白黒つくような良し悪しの問題なら「またちゃんとしようね」って感じでするっと見過ごせるんだけど、ほとんどはそうじゃないんよね。どっちの言い分もわかるし、間違ってないよなぁ、みたいなことはよくあるし、逆に「え、この人がこんなこと言うんだ」みたいな失望とかも。まぁそういうのが面白くもあるんだけど。で、自分の中のモヤモヤした感じを晴らそうと発言を辿っていくと結局その一連の発言だけでは何とも判断できず、背景とか前提とされてる認識とか常識とかを整理せんといかんのよね。いわゆるあれだ、コンテクストとか文脈とか言われるやつさ。理系的には公理系とかそういうやつ?社会ってそういう「これはこうです、ってことにします」の積み重ねでできてるのはわかるんだけど、非常にうさんくさいよね。解釈なんて微妙なニュアンスの違いでダークグレーがライトグレーくらいにはなるし、ライトグレーとかほぼオフホワイトだしそれって白じゃん。え、じゃあ白なん?とか考えてたら余計にモヤモヤするから現代人みんなで一緒にビッグバンから見つめ直そう。はいまずビッグバンありました、素粒子とか生まれました、分子ができて水が生まれ生命がなんたらで…え、そもそも本当にビッグバンあったん?ありよりのあり?なしよりのありくらいじゃない?見たん?自信持って言える?言えんのやったら言うなや。はい、ビッグバンはなかったです。じゃあなんなん。とか宇宙の起源を考えてると目の前のクソみたいな政治の汚職とかどうでもよくなるよね。ならんか。ならんな。だからあれだ、結局少しでも自分自身が謙虚に、誠実にあろうとするしかないと思うんさ。言い換えれば「正義を自称しないこと」かな。「我こそが、正義の味方、ナンタラマンだ!」みたいなのはみんな信用できんやん。悪役になるつもりはないけど”正義”は倒したい。倒す。モヤモヤさせて立ち止まらせて悩ます。そんな作品をつくりたいです、はい。的なことを日常のなかとちょっと前にある小説を読んで思ったのでした。大江健三郎の短編「人間の羊」というやつね。多分大学生のときにも読んだけど、最近出た自選短編集で読み直してあらためて普遍的な物語だと感じた。作品自体は60年も前に書かれたものだけど「正義」との対峙についてすごく象徴的なモチーフでわかりやすく表現されてる。オーケンについては賛否色々あると思うけど特に初期作品は好きです。ぜひご一読を。あれ、そんなことが言いたいんだっけ…。この作品についてはわかりやすく解説してるブログがあったのでそちらをご覧ください。じゃあ最初からそこのリンクだけでいいやん。とか言われそうなので自分の撮った写真貼っときます。最近岐阜をトボトボ歩きがちです。

Exhibition : Athens Photo Festival 2018 Satellite Programme "Pale Red Dot" (Athens)

もうすでに始まっちゃってますが、Athens Photo Festival 2018のサテライトプログラムとしてメイン会場周辺のギャラリーで行われている企画展に参加しています。Pale Red Dotという企画展で日本人13人の作品が集っています。とはいえ完全に向こうから誘われたものではなく、Athens Photo Festivalのメインエキシビションの公募でショートリストに選ばれた日本人に声かけてるっぽいです。受賞を逃したのは悔しいけど面白いメンツの中に入れたのは光栄なことです(画像参照:代官山フォトフェアのときと同様、またまたR氏と並んでます 笑)。現地の様子とか見たいけど…運営のレスポンスあまりよくないからなぁ…一応おねだりしてみよう。たまたまギリシャにいるよ、って方はご連絡ください。よく考えたら今年初めての展示だな。

>>詳細はこちら