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Travel Diary in Shanghai, Day 5 : みんななにしてんのさ。

上海緑地シリーズ:裸父

8月13日(木)

最終日は宿をチェックアウトし、宿から歩いて遠くの駅をめざし、また3日目と同じマッサージ屋さんに行って(前回とは別の施術師さんで、レベル3のくせにあまりよくなかった)、その下のフロアにあった「九州屋」という日本料理屋さんで寿司と担々麺食べて空港に向かった。途中気づいたら電車が折り返してて無駄に1時間くらいロスして離陸30分前に空港につく、というギリギリの事態になっちゃったんだけど結局飛行機自体が1時間半くらい遅れてて助かった。以上。やっぱこういうのは毎日書かないとだめやね。夏休みの宿題のようにまとめてやろうと思うとこんな感じでしりすぼみになっちゃうね。みんなもコツコツがんばろうね。

上海緑地シリーズ:落ち込む少年

一応全体的な感想を。アジアの街を歩くといつも思うんだけど、あの人何やってるんだろう、という人が多い。寝てる人、座ってる人、なんかよくわから ないけどそこに立ってる人。たぶんそう感じるのは日本にそういう人が少ないからだろうな。日本では家の外に出るのに目的がいるらしい。どこかへの移動とか 用事のためではなく外にいるのは不審者、みたいな考え、ちょっとあるよね。

上海緑地シリーズ:落穂拾い

老人とかはたまになんとなく座ってたりするけど、だいたいの人は誰かを待ってるとかの目的がある。何もないなら家にいろ、と。子どもたちもアジアで は深夜でも遊びまわってるのがいっぱいいるけど(あれは全部ストリートチルドレンなのか?)、日本では日が沈んだらみんな帰るよね。安全に対する意識の違 いなのか、そういう文化とか人間性の問題なのか。単純に人口密度の違いかもしれないけど、写真撮り歩くのならいろんなところに人がいてくれる方が嬉しい。 特に上海は昼でも夜でも比較的安全な印象だった。もっと中心街から離れたところに行けば変な輩もたくさんいるんだろうけど。

上海緑地シリーズ:辛い練習

まぁしばらくは再訪することはないだろうけど飯とネット環境がどうにかなればまた行ってみたいな。でも行くならまず北京かな。勝手なイメージだけど もっとどんよりしていそうな感じ。謝謝。とかなんとか考えてるところで天津大爆発事件が起きた。中国は何かと爆発するとか言われてたけどそんなことねぇ じゃん、って思ってたらこれだよ。帰国してから知ったんだけど…天津行かなくてよかった…。

上海緑地シリーズ:警備

上海緑地シリーズ:潜む家族

上海緑地シリーズ:女待ち

上海緑地シリーズ:いえーい

で、帰国翌日に以前注文していたGreg Girardの「Phantom Shanghai」って本が届く。遅いよ。都市のコントラストっていう意味では自分も似たような絵を探してたんだけどすごく踏み込んで撮ってるなぁ、って 感じた。自分はもっと表面から撮ってますが…どうまとめられるか…乞うご期待。この人いろんな街で撮ってて面白いので見てみてちょ。  http://www.greggirard.com/

いま諸々上海写真を編集中。最近興味のあったAlexander GronskyZhang Kechunを 頭の片隅に置きながら撮った「都市と人」のコントラストのようなものをうまくまとめたいのだが…上記2名のように(おそらく)綿密なロケハンに基づくもの ではないお散歩スナップなのでどこまで力強いものに仕上がるか…。今回はあえてコントラスト低めに現像して絵面のインパクトは最小限にとどめた感じにする 予定。

Travel Diary in Shanghai, Day 4 : エセ欧米人。

上海ナイトシリーズ:色んな顔

8月12日(水)

昨夜のマッサージはよかった。レベル2の人と3の人選べますけどどうしますか?と言われて数百円の違いだったから3を選んだんだけど、同時においおいレベル1はそもそもないのかよ、と思った。少しでも数字を多く見せる作戦なのか、実は1は見習いだから一般の客にはアテンドできません、ということなのか。こういうのってどうやってレベル決めるんやろね。たしかに3の人は上手くてほしいとこにグッと刺さる感じで、力加減もちょうどよかったんだけど…。そういう立場の人がいるんかね、マッサージ力認定士、みたいなのが。

上海ナイトシリーズ:裸父

マッサージ力認定士とは…俺の脳内国家資格の名称。その名のとおり、マッサージ師の能力を測り、レベルを認定するための仕事。認定のためにマッサージ師から施術を受けることが主な職務となるが、ある程度の疲労がなければ気持ち良さが判断できないため、認定試験のない日は疲労困憊のみを目的とした作業にあたる。具体的には踏み台昇降運動や氷の千切り、PCによる「あ」を繰り返し検索することなど。現在中国ではマッサージ力認定士はおよそ1000人 いると言われているが、無意味な作業によるストレスや精神疾患も社会問題のひとつになっている。もっと社会的に意義のある作業を!との声も多く上がってい るが、公務員にあたるマッサージ力認定士には本業となる認定業務以外で副収入を得ることは、法律によって禁止されている。

上海ナイトシリーズ:安心ネオン

さて4日目。いよいよ明日が帰国日となるため、フルで動けるのはこの日が最後。主要なエリアはある程度まわったので、この日はあのビル群ニョキニョキにもっと近いところに行ってみようと思い、地下鉄へ。2日目の雨が嘘のようにこの日は快晴だった。でも青空が日本よりも霞んでいる気がするのは大気汚染のせいかな。あつくてあつくて…かなり辛かったけど飲食店に入ったのは結局夜8時くらい。それまでは水だけでしのいだ。

上海ナイトシリーズ:苦悩記念

もうあれだ…書くこと忘れた。たぶんそんなにない。ただひたすら歩いた1日。人人人…空腹空腹空腹…疲れた。一応夜にたどり着いた飲食店は店名に 「欧米〜」がつくようなザ・現地的じゃない店。新宿〜都庁前あたりのような高層ビル群のあかりを見つめながらピザとオニオンリングを食べた。オニオンリン グは脂っこかったのでちょっと残した。

上海ナイトシリーズ:キッス

上海ナイトシリーズ:いぬ

上海ナイトシリーズ:ほこり

上海ナイトシリーズ:少年

2回、現地人の屁を聞いた。

Travel Diary in Shanghai, Day 3 : おお神よ。

上海かわいいシリーズ:丸いのと少年

8月11日(火)

※疲れたりしてめんどくさくなったのでこの日からリアルタイム記録は諦めました。帰国翌日に書いています。

予想に反して今日は晴れ! (早朝は知らんけど昼には晴れてた)。洒落くさった街とかフランス系の建物とかが残る街をめざして地下鉄にライドオン!案の定場所はよくわからんので色々 歩き回っていると東京の表参道みたいなところに出た。ゴッホの大規模な展示みたいなのがあったり美術系のギャラリーとか雑貨屋もあり、中国っぽくないけど ゆったりできたのでそのままオープンカフェみたいなとこへ。こっちではいつも食いっぱぐれるので入りやすそうなところがあれば入ろうかと思って。で、越式 咖哩ですよ。ベトナムカレー。ちなみにEggplant入りっていうのをゆで卵か何かと勘違いしてたけどナスやった。そういえばそうね。Egglestonにも似てるけど違う。3日目の昼にして未だ中華食べず。

上海かわいいシリーズ:電気バイク

こっちではガソリンバイクが規制されているらしく、電動の自転車とバイクの中間みたいなコンパクトなやつにみんな乗ってる。静かだし環境にはいいんだろうけど交通マナーは良くないから横断歩道渡ってるときに突然横から現れたり、歩道もズンズン進んでくるから逆に危ない。あとみんなノーヘル。ヘルメットかぶっちゃいけない条例でもあるんじゃないかっていうくらいノーヘル。たぶん滞在中も2回くらいしかヘルメット見てない。ベトナムもバイク大国だったけどもうちょっとみんなかぶってた気がする。

しばらく洒落くさった気分に浸ってうろうろした後、また電車で別の場所へ。日本でいうところの浅草みたいなところに行った。古い建物を観光地として残した街。その向こうに高層ビルがニョキニョキしてたのが印象的だった。2組くらい日本人にも遭遇。たぶんもう少しいたんだろうけど、ちょうど日本語話しているときにすれ違ったのは2組くらい。東南アジアと違って顔が日本人も中国人も一緒だからわからんよね。たぶん自分も溶け込んでた。どこのお店行っても中国語で話しかけられるし。その度にちょっと照れた顔しながらイングリッシュプリーズとか言うのも慣れてきたけど嫌でもある。

上海かわいいシリーズ:くるみにぎりおじさん

あとはまた歩き回って昨日雨でしっかり撮れなかったバンド?みたいな場所へ。中国人は基本的に記念撮影とか自撮り棒振り回しての撮影が好きだから こっちも堂々と撮影してても何も言われない。プライバシーうんたらとか言う意識も薄いのかな。勝手な推測だけど中国人はみんなどこへ行ってもフラット。も ちろんおめかししたりとかはあるけど自分の家族や友人のグループ以外は風景として見てるんじゃないかっていうくらいあまり興味を示していない気がする。奴 らはマナーが悪いとか散々なことをどこの国でも言われてるけど、ポジティブにとらえると、どこに行っても素のまんまなんやろね。見てる側としては面白い。 顔は一緒でも日本人は控えめよね。

そして晩飯はまた欧米向けのカフェみたいなところでバジルパスタとグリルドサーモン!コーヒーはアメリ カーノ。まだまだ中華食べてない記録保持してます。だって中華系の食堂とかレストランは中国人多すぎて入るすきないもん。もっと外れた地区でピークの時間 を避ければいけるんだろうけど…。

上海かわいいシリーズ:ブレッソン待望のやつ

一応この後のエピソードに絡むから補足しておくと、自分はだいたい日頃から1日5〜8回 くらいうんこします。たぶん過敏性腸症候群なんだと思う。あとタバコ吸うとゆるくなって便意催す。で、欧米向けカフェみたいなところで一応すませてはいた んだけど夜風にあたりながら歩き回っている間にまた次の波が!腹はほぼ空のはずなのに…。そして川沿いの道はあふれかえるほどの中国人!たぶん万単位でい たんじゃないかな。一応公衆便所らしきものはあったけど紙があるかわからんし人多すぎたから、ここでは無理!と判断し、南京東路の駅方面に向かって歩き出 す。

しかし人混みは途切れない。どこか飲食店でも…と思ってもそもそも席も埋まってるから無理だろう。さらに歩いてここは穴場だ!と思って駆け込んだ場所は織物屋さんみたいな建物。5階 建てくらいのビルだったからトイレくらいはあるだろう、と思ったがなんか全然そういう雰囲気じゃない!最上階まで行って探し回ろうかと思ったけどやつはも う出口ギリギリまで来ている。あるのかどうかわからない場所に賭けるよりも次を探すべきだ!と判断し、建物を出てまた歩き出す。

上海かわいいシリーズ:都市とポスト

そして景色は百貨店的なビル群に。ここなら大丈夫だろう!と思って混み具合もそこそこのファッションビルに入店。しかしこの「いける!」という意識が一番危ない。これまでにも家の近くまで来たら便意が数倍に膨れ上がる、という体験は何度 もあった。きっと条件反射のようにうんこの野郎も「もういいかい?」と顔を出そうとしているのだろう。今回もそうだ。さらに中国のショッピングビルなんて どこも冷房ガンガンに効かせているから入店した瞬間に腹が冷え、やつが込み上がってくる!(込み下がってくる!が正しい?)とりあえず応急処置として リュックを体の前面に抱え込んだ。

上海かわいいシリーズ:ひつじたち

そして祈った。俺は神に祈った。こういうときだけ召喚する都合の良い神に祈った。数々の悪事を懺悔した。もうしません、ぼくもされたらいやです!日本から いらっしゃるのであれば出張費もはずむから!と。そして目に飛び込んでくるのはトイレマーク。きた!俺はついにきた!たまにレディースのマークだけのケー スもあるけれど今回はちゃんとメンズマークがある!しかしあせってはいけない。ここでもう一つの決断をしなければならない。何階のトイレに入るのか、とい うことを。

きっとこれだけの人数がいれば中国人にも同様の事情を抱えたやつがいるだろう。とすればきっと確率的には低層階のトイレの方が混 み合うはず。ならば上をめざすのがベター!…しかしこの程度の簡単な考察は誰だってする。きっと今回は逆を読んであえて低層階に突入するのが正解だ!高層 階まで進んでダメだったときにはきっと心理的なダメージもでかいし。ここだ!入り口付近の少年を追い越すように駆け込み、手前から順にロックの状態を確認 する。「赤」「赤」「赤」「あお!」きたこれ!我的神様謝謝!

上海かわいいシリーズ:傘と少女

しかしここで気づいた。神は降臨したかに思えたが紙がない(しょうもないね)!というよりそもそもペーパーをホールドしているあの壁から生えたやつ すらない!これか、こういうことか!さっきそういえば入り口付近の少年が父親からコインを受け取っていた…。きっとあそこにペーパーの自販機があったのだ ろう…。あった。たしかにあった気がする。となれば俺はあそこまで戻らざるを得ない。だが全室埋まっているこの状態で俺がこの個室を飛び出せばきっとあの 少年が駆け込んでくるだろう。

俺の心は叫んでいた。漏らせ!少年!漏らせ!君はまだ若い!いくらでもやり直しはきく!とうちゃんごめん、あかんかったわ、で済まされる!しかし俺はもう30を 超え、さらに自国でもない土地で失態を犯すわけにはいかないのだ!これは国際問題に発展する恐れがある!君は第一次世界大戦勃発の契機が一人の青年の愚行 であることを知っているか!…あんま関係ないけど去れ!脳内はパニックだったが、臀部のあたりは個室に入ったことによる安心感で徐々に弛緩しつつある。も うあとがない!リュックにはノートとタオルとレンズ拭く布があって…と打開策を探っていたそのとき、隣室のやつが鍵を開け、外へ出てきた!よっしゃ!よっ しゃやで!俺はポケットの小銭を握りしめ、個室を飛び出し、ペーパー販売機に向かって………と、この後の工程はハッピーエンドだったので端折ります。あと は日本人向けのマッサージ行って(すごくよかった!)、終電なくなってたので歩いて宿に戻って寝た。

上海かわいいシリーズ:泣き顔