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Diary : マンkの話

タイトルだけ見るとあれですね。さもいやらしいお話をするみたいですね。でもよく見ると自分の名前をちょっとぼかした言い方なのです。いやらしいお話を期待した方、ごめんなさいね。というのは実は嘘で今日はまんこの話です。そうです。下の画像にもあるように、噂の自称芸術家 ろくでなし子氏のトークライブ的なものに行ってきました。簡単に言うと女性器をモチーフにオブジェとかつくって色々問題になって逮捕されたり釈放されたりまた逮捕されたり釈放されたりしてる人です。氏のこれまでの経歴や逮捕関連エピソードを軸に、横にいる法律とか文芸、芸術系に詳しい人が解説したり、というような場でした。

何十回何百回と「まんこ」のフレーズが飛び交う光景はなんだか痛快な感じだけど後半はかなり慣れてきて「トマト」くらいの気軽さで耳も受け付けるようになってた。まぁその程度なんよね、自主規制でメディアとかが出したがらない言葉の重さなんて。この人のことあんまり詳しくは知らんかったけど話してる姿見るとかなり好感もてる感じだった。性に関する表現と規制について、とかいうと重そうだけど「まんこはなんでだめなの〜?」くらいの感じだとポップで親しみやすい。そしてそれを真面目に取り締まるお役人さんたちって何か滑稽で面白いよね。ちなみに裁判官の前で「まんこ」っていうと「表現を工夫しなさい」って怒られちゃうらしい。表現ってなんやろね?芸術ってなんやろね?猥褻ってなんやろね?ちなみにアラーキーは「アート」の解釈として「女のコに淫らなポーズさせるとき「アートだからね」って言い訳に使うもの。」って言ってます。いいね!この潔さ。

まぁ細かいまんこ論は各自でうまく消化してくれればいいんだけど、お土産的な感想としては「やっぱり自分は感性に響く!というような写真には興味なくて、かといって理性に訴えるというのもちがって…その両者が絡み合う倫理とか道徳とかに変な色のシミを残すような活動をしていきたいな、とあらためて思いました」という感じ。あけおめ。

Diary : おんなのSSW

最近ちょこちょこ音楽系のライブを見に行っている。たまたま女性シンガーソングライターばかりだけど三者三様で面白い。

 

10/3 青葉市子

相 変わらず安定感ある。メジャーな人たちとのコラボも多く、以前より見た目も垢抜けた印象。こんな風にクラシックギター弾けるようになりたい。やっぱあれよ ね、定番曲をいかにうまく弾くか、とかそういうのはつまらんよね。自分のやりたりようにやった結果を見たい聴きたい。でも歌のカバーはときにドラマチック に見えるから好き。NHKのど自慢好き。

 

10/4 島崎智子

相変わらず安定感ない。この日も前半は泣ながらグズグズ。でもそういう未完成なものを見に行ってるんだろうな、と自分は思う。歌と生活が切っても切れないくらいにべっとりとくっついてて、何歌ってても「これが私の生活!人生!」みたいな感じで迫ってくる。たまに後味悪いけどまた見たくなる。健康であってほしい。

 

10/17 柴田聡子

最近山本精一プロデュースでニューアルバム出しててすごくポップでいい感じ。ポップとい う言葉がよく似合う。歌詞の屁理屈みたいな世界観もいいしメロディも聴きやすい。ネタ切れしそうにない作風ではあるんだけど10年後もこんな感じでやって るんだろうか…。そしてプロデュース側の山本精一もソロの歌ものだしてて「いままでになくポップ!」っていう前評判だったから羅針盤より明るい感じのを期 待してたけど最近の弾き語りにちょっと音数増えて明るくなった、くらいの印象。地味だけど聴いてるうちによくなるやつや。

女性SSWついででいうとそろそろ大森靖子見たい。前回は鶴舞公園のフリーライブだったかな?なんとなく最近の風潮としてこれ聴いてたら痛いヤツ、みたいな感じあるけどそういうのも承知でたまに見たくなる。いま一番勢いがある!みたいな言い方はすごく陳腐だけど進行形で年1くらいの頻度で見たい人。

あと、ソフィ・カルの個展見た。よかった。

あと、タイで捻挫した。痛かった。まだ痛い。