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8月の鑑賞記録

(スリランカで撮った日本語の書いてある車)

またまた今更なタイミングでのアップなんだけど8月の鑑賞記録です。8月は…スリランカ行ったのがやっぱ一番大きかったかな。例のごとくギリギリまで行き先悩んでたから宿も前々日くらいにやっと取れたくらい。写真もいっぱい撮ったけど、どうまとめるかをずっと悩んでいる。旅についてこねくりまわす日々。スリランカカレーもいっぱい食べた。あと東京も行った。なすおやじのカレーとインドカレーを食べた。

■映画「みんなのいえ」

先月に引き続き三谷幸喜ブームの流れで。多分初見だったけど三谷的安心感で見れるやつだな。ちょっとだけ地味な印象。並。

■映画「変態だ」

雪山でよくがんばった!っていう以外に特に語れない。前野健太のライブ見てる方がいい。変態をタイトルとかに掲げるのって結構リスキーよね。

■映画「奇跡」

是枝映画の中では一番中途半端な印象。やっぱ子どもが主役だからかな。でも「誰も知らない」も子どもメインか…。とりあえずハシカンは子どもの頃からハシカンだった。

■映画「レディ・プレイヤー1」

飛行機内で見た、から画質が良くなかったんだけど、これはできればちゃんと大きい画面で見るべきよね。いろんな見方ができる作品だと思うけどなんとなく時代の終わりを感じた。過去の総決算的な。スマブラとかに出会った感覚に近いのかな。あぁ、もうこういうやつは過去のものになったんやな、的な。でも見てよかった。

■映画「幸せなひとりぼっち」

評判良かったので見てみた。でもだいたい予想通りの流れ。悪くないけど残らない。

■映画「15時17分、パリ行き」

実際に事件にかかわった人たちが演じた、っていうのを後になってから知ったんだけど、先に知ってたら感じ方も違ったのかな。個人的にはちょっと退屈だった。事実がベースになるがゆえのしょうがないところかもしれんけど。脚本・編集が合わなかったのかも。

■映画「ウィンターオンファイヤー ウクライナ自由への闘い」

あれ、全然内容覚えてないや…。デモとか民主化運動とかのドキュメンタリーは好きなんだけど、土地に対する前知識とか興味が伴わんとこういうことになっちゃうんやろうな。

■映画「嘘を愛する男」

飛行機で見た。ハマりそうで全然ハマらずにすり抜けていった感じ。釈然としない点が多かった。悪い意味で。

■写真展「十一月の星(内倉真一郎)」@EMON GALLERY

ひねりとかなく、ただただ神々しい作品群だった。普遍的なんだけど自分と遠い世界の出来事のように思えた。

■写真展「世界報道写真展2018」@東京都写真美術館

ストリートフォトグラフィーと近い部分があるんだけど、写真から感じられる「正義のために!」みたいな匂いがちょっと苦手だったかな…。そりゃあみんな正義なんだけど…その正義が誰かの足を踏んづけてるんだよ…なんて息苦しさ。

■写真展「地平」@CASE TOKYO

今回は同人誌の復刊?的な展示だったみたいだけど、なんとなくこの時代には合わないっていうか…古いことを形だけ踏襲してやってる感じがした赤鹿さんとかはここじゃない場で見たかった、地平自体のことをあまり知らんかったからパッと見た印象だけど。

■美術展「ゴードン・マッタ=クラーク展」@東京国立近代美術館

こちらもネットでさらっと見ただけの事前知識だったからほぼ現場での直感的な印象だけど良い感じがした。ただしどう良かったのかをじっくり立ち止まって考えるには物量が多すぎた。もっと小難しいコンセプチュアルな作品かと思ってたけど、アナーキーなものが多かったかな。

■美術展「『絵と、 』vol.2 藤城嘘」@gallery αM

なんとなく興味で見に行ってみた。ただ少ない枚数では感じられることも少なく、なんとも消化不良な印象。ただ、机に置かれていたポートフォリオみたいなので彼のこれまでの作品を振り返ることで、(明文化されてるわけじゃないけど)文脈的なものが見えて来た気がする。とりあえずさくっとした印象で終わったけど9月にカオスラウンジとかゲンロンとかに関係する情報を集め始めたきっかけにはなったかも。

■ライブ「阿部芙蓉美と三輪二郎」@下北沢440

(昔近くに住んでたから)440とかめっちゃ久しぶりやな〜とか思いながら冷房が寒いなか、クールで熱い三輪二郎を聞いた。6月に前野健太と大森靖子聞いてその変化を感じたけど、三輪二郎はずっと三輪二郎やってるなぁ。ゆるさと力強さがあり、でも無駄がない。そう、三輪二郎のギターには無駄がないんだよ。テクニカルでかっこいいんだけどすべてが必要で必然の音だったと思わせてくれるようなビシッとした音。素敵や!阿部さんももうちょっと色々聞いて見たくなった。

■エッセイ「他人の始まり 因果の終わり(ECD)」

亡くなるちょっと前のECDの日記。まさに植本さんの逆側から見てる感じで不思議やな。彼の本読むまで全然そういう印象なかったけど家族あってのECDやったんやなぁ…。自殺してしまった弟さんについてももうちょっと知りたい。

という感じで平成最後の夏はモヤモヤしておりました。年号については廃止派です。